【クイックガイド】GCコン Zボタンの交換

※自分なりのやり方です

  • Zボタンを外していきます f:id:larvesta10:20220101223420j:plain

  • はんだを盛って2箇所同時に温められるようにします f:id:larvesta10:20220101224008j:plain

  • 両方のはんだを交互に温めながらピンセットなどを使って引っこ抜きます f:id:larvesta10:20220101224037j:plain

  • 隙間ができたらてこを使ってもいいです(力をかけすぎないように注意) f:id:larvesta10:20220101224402j:plain

  • 外れました
    ここで必要だと感じる人ははんだ吸い取り線ではんだを除去したり接点洗浄剤でフラックス汚れを綺麗にしたりします f:id:larvesta10:20220101224424j:plain

  • 交換用のタクトスイッチの脚を横に伸ばします f:id:larvesta10:20220101224507j:plain

  • 基板にはんだ付けします
    片足をはんだ付けして位置を調整すると良いかも f:id:larvesta10:20220101224545j:plain

  • 余分な脚をニッパーでカットします f:id:larvesta10:20220101224702j:plain f:id:larvesta10:20220101224725j:plain

  • 基板だけの状態だと2点だけしかはんだ付けされていないので下に折れてしまいますが、シェルに支えがあるので組んでしまえば問題ありません f:id:larvesta10:20220101224840j:plain

  • おわり

【剣盾乱数調整】野生シンボル乱数調整のやり方【色証乱数】

f:id:larvesta10:20211213210428j:plain 最近PokémonRNG海外鯖で今まで不可能だと思われていた剣盾のOverworld RNG(野生乱数)がCFW使用前提で開拓されましたね。
それから暫くして皆がBDSPのバグやらで盛り上がっている中、CFWなしで剣盾のレイド乱数をできるようにする方法を発見してくれたpattirudon氏が、今度はCFWなしで野生乱数をできるようにする方法を発見してくれました。
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この方法を用いることで、固定シンボルや野生シンボル、野生ランダムの色違いや証を狙うことができます。
今回は最新のツールを使用した剣盾野生乱数の手順を書いていきます。

乱数調整を始める前に

前提知識

事前に知っておくべき知識です。わからない場合は事前にGoogleTwitterなどで検索するなどして調べておいてください。

  • 個体値を完全に特定する方法
  • チートモード(ランクマバグ)の入り方
  • キャンプバックアップ
  • Switchのキー割り当ての変更

必要なもの

  • PC
  • NX RNG Tool
    • ぼんじり氏制作のseed検索ツール。開始state検索、現在消費数検索、TSV特定に使用。
  • 個体値カリキュレーター

あったら便利

実践

はじめに

ボタンの割り当ての変更

Switchの設定->コントローラーとセンサー->ボタンの割り当てを変えるからボタンの割り当てを変更することができる。ポケモンのモーションを確認するためのLスティック,Rスティックのボタンは押しにくい上に耐久性が高くないので事前に割り当てを変更することを推奨する。
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モーションがわかりやすいポケモンを用意する

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  • つよさをみる画面でLRスティックの押し込みをすると物理技および特殊技のモーションをランダムにするポケモンがいる。このモーションを確認してseedを求めるため、わかりやすいポケモンを1匹用意する。
  • メタモンギルガルドなど、モーションが1つしかないポケモンは使用することができない。
  • ツールのデフォルトになっているモグリュー推奨。モーションが分かりやすく、比較的速い。
  • 捕獲時にレベルが上がるのが面倒な人は、ひんしにするかLv100まであげておくと良い。もしくはボックスに入れたままでもseedの特定は可能。

ストーリーをクリアする

どうやら埋まってるディグダや3鳥が悪さするらしい。

簡単にツールの設定を紹介

  • ゲームのデータごとにプロファイルを設定することができる

    • 名前, バージョン, TSV, おまもりの有無を記録することができる
      f:id:larvesta10:20211213134143j:plain
  • 任意のタイミングで自動で計算をさせることができる。

    • 手動
      計算を押したタイミング
    • 自動
      検索候補数を1に絞れるタイミング
    • 任意回数
      指定した回数のモーションを入力したタイミング
      f:id:larvesta10:20211213132304j:plain
  • メインフォームや検索範囲に計算結果を自動で反映させることができる

    • メインフォームに反映
      メインフォームのstateに開始stateを反映する
    • 自動更新
      剣盾seed計算(野生)検索範囲に0〜残り消費数を反映する
    • クリア
      剣盾seed計算(野生)の内容を全てクリアする
      f:id:larvesta10:20211213133550j:plain
  • 自動でモーションを読み取ることができる(要キャプチャーボード)

    • キャプチャ枠を表示で枠を表示し、モグリューに枠を合わせた後、キャプチャ開始で自動読み取りが開始され、キャプチャ停止で自動読み取りが停止する
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TSV特定

野生シンボルの色違い厳選をする

目的の野生シンボルがフィールド上に発生しないところに立ちセーブをする。ギリギリのところに立つ必要はないが近い方が楽。ただし、近過ぎてシンボルが発生していなくても個体は変わらないなんてことがないように、しっかりと個体が変わることを確認してから厳選を始めること。

  • 個体が変わる場合は、シンボルが現れたときに砂煙や水しぶきが上がる。それらのエフェクトがない場合は個体が変わっていないため、もう少し離れる必要がある。
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  • このとき、天候が晴れ以外だとseedが余計に進み、後に面倒なことになる可能性があるのため、晴れで厳選することを推奨する。

  • やり方がわかる人はリポップループでの色違い厳選でも可。ただし、自動化を使う場合は色違いが出てから放置によって消費が進んでしまわないように注意すること。

色違いが出たら

※色違いが出てからTSVを特定できるまで、絶対にリセットをしないこと

色違いが出たら出来る限り早く捕獲をして、メニュー画面を開く。メニューを開いている間はフィールドの消費が止まるので、焦る必要はない。
NX RNG Tool -> ツール -> 『剣盾TSV計算』を開き、seed計算の枠にポケモンのモーションを物理(0)と特殊(1)に分けて入力をしていき、seedを特定する。

seedの求め方

  1. つよさをみる画面を開く。
  2. Lスティック及びRスティックを押し込み、ポケモンのモーションを確認する。
  3. seed計算の枠に0と1を128回入力する。
  4. 計算を押してstate1を求める。

stateが求まったら、捕獲した色違いポケモンの性格、個体値、ひかるおまもりの有無をツールに入力する。
個体値カリキュレーター

検索を押してTSVを検索する。
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  • このとき、複数のTSVが出た場合は全てのTSVを使って色違いになるであろう個体を入手し、実際に色違いが出たときのTSVが正しいものになる。
  • TSVが出なかった場合は、色違いが出てからメニューを開くまでに時間がかかってしまっていた可能性があるので、検索範囲を広く取ると結果が出るかもしれない。

事前準備

準備① 立ち位置決め

目的の個体を決めて、そのシンボルがフィールド上に発生しないギリギリまで近づいてセーブをする。
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  • このとき、シンボルが発生する距離よりもシンボルが完全に消える距離の方が長いので注意。
  • 周りに発生しているシンボルをこの時点で消しておくことで、余計な消費が発生せずにより安定するとのこと。固定シンボルは戦闘から逃げるだけで消すことが可能。
  • 目的のシンボルよりも先に別のポケモンのシンボルが発生するとそのポケモンが光ってしまうので、同時に2匹発生するような場合は必ず消しておく。

準備② 消費数調査

立ち位置を決めたら、最速で目的のシンボルを発生させたときの消費数を調査する。

  1. 開始stateを求める。
  2. 目的のシンボル方向にスティックを倒しながらメニューを閉じる。
  3. 発生したシンボルを捕獲して実数値を確認し、ズレの値をメモする。
  4. 1.からの手順を合計5回くらい繰り返す。

開始stateの求め方

  1. ツールの剣盾seed計算を開く。
  2. ゲームのつよさをみる画面を開く。
  3. Lスティック及びRスティックを押し込み、ポケモンのモーションを確認する。
  4. seed計算の枠に0と1を128回入力する
  5. 計算を押して開始stateを求める。

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  • 狙う証が天候証の場合は、目的の天候に合わせて調査を行うこと。
  • このとき求めた値は、ツールのオフセットに入力することで、エンカウントまでに発生する消費数を無視して残り消費数の計算を行うことができる。

実際の調整

開始stateを求める

開始stateの求め方

  1. ツールの剣盾seed計算を開く。
  2. ゲームのつよさをみる画面を開く。
  3. Lスティック及びRスティックを押し込み、ポケモンのモーションを確認する。
  4. seed計算の枠に0と1を128回入力する
  5. 計算を押して開始stateを求める。

目標個体を検索する

  1. 検索条件に欲しい個体の条件を入力する。
  2. 検索範囲を設定する。
  3. 計算を押すと検索条件に合う個体が表示される。

出てきた中から好きな個体の[F]を、剣盾seed計算(野生)目標個体消費数検索範囲の上限に入力する。
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消費方法

主に使う消費方法は以下の通り。中でも、1,2,4,5を組み合わせて目標個体まで消費する場合が多い。

行動 消費数
1 日付変更(ペナルティ回避状態) 約0〜13,000F/回数
2 雷雨で放置 約200F/秒
3 雨で放置 約100F/秒
4 ポケモンのモーション(手持ち画面) 1F/押した回数
5 ポケモンのモーション(つよさをみる画面) 1F/動いた回数
  1. 日付変更(ペナルティ回避状態)
    • ボックスにいるポケモンの数によって消費数が変動するようなので、事前に1回あたりどれくらいの消費数になるか調べておく必要がある。
      1匹あたり約15消費くらいっぽい。
  2. 雷雨で放置
    • フィールドが雷雨の状態で放置するだけ。天候を変化させるだけなら日付変更ペナルティを回避する必要はない。
      f:id:larvesta10:20211212212709j:plain
  3. 雨で放置
    • フィールドが雨の状態で放置するだけ。天候を変化させるだけなら日付変更ペナルティを回避する必要はない。
      f:id:larvesta10:20211212212728j:plain
  4. ポケモンのモーション(手持ち画面)
    • 手持ち画面でLスティック及びRスティックを押し込む。ポケモンが動き終わる前に次のボタン操作をしても消費される。押せば押すだけ消費される。
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  5. ポケモンのモーション(つよさをみる画面)
    • つよさをみる画面でLRスティックを押し込む。ポケモンが動いた回数だけ消費される。4.と併せて最後の微調整用に。※リボンの画面である必要はない
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目標に向けて消費をしていく

  1. 消費を行う。

    • 目標個体を通り過ぎることがないように、常にいくらか余裕を持たせて消費すること。
  2. 現在stateを求める。

  3. 検索範囲の更新を押して検索範囲を更新する。

    • 検索範囲は狭めれば狭めるほど、少ないモーション数で現在stateが出るが、狭めすぎて万が一範囲外の消費数だった場合には誤った現在stateがツールに反映されてしまう。そのため、常に検索範囲の更新によって反映される『0〜残り消費数』を検索範囲とすることを勧める。
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  4. 1.に戻って次の消費を行う。

    • ①日付変更、②雷雨で放置、③ポケモンのモーション(手持ち画面)の順で消費をしていく。
    • 雷雨や雨で消費した場合は、晴れや他の天候に忘れずに戻すこと。戻したあとの初回のフィールドの読み込み時に数Fの消費が発生するようなので、②雷雨で放置 での消費が終わったらすぐに天候を戻し、1度メニューを閉じてフィールドを読み込ませておくと良い。
      また、日付変更での消費を行い、チートモードになっている状態で天候を変更する場合は必ず日付を戻して天候を変えること。進めると意図しない日付変更による消費が入ってしまう。

現在stateの求め方
1. つよさをみる画面を開く。
2. Lスティック及びRスティックを押し込み、ポケモンのモーションを確認する。
3. seed計算の枠に0と1を入力する。
4. 検索候補数が1になったら計算を押してstateを求める。

最後に、ポケモンのモーション(つよさをみる画面)を使って目標までの消費数を消費する。事前にオフセットを設定しているはずなので、0までしっかり消費しきって良い。このとき、リストの2行目にモーション(0/1)が表示されているので、実際のモーションと照らし合わせながら消費すると良い。
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最速でシンボルを発生させる

目的のシンボル方向にスティックを倒しながらメニューを閉じる。

シンボルが発生すると同時に個体が決まるので、以上で乱数調整の行程は終了。
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万が一捕獲できなかったときのためにエンカウントまでにキャンプバックアップを取っておくといいかもしれない。

目標の個体が引けなかった場合はズレをメモしておく。場合によってはオフセットの値を変えても良い。

おわりに

今まで運ゲーだった色証なんかも簡単に手に入れることができるようになりました。
最初に方法を確立してくれた海外勢、CFWなしでやる方法を見つけてくれたpattirudon氏、ツールを制作してくれたぼんじりさん、ありがとうございます。
これまで厳選で色証を入手してきた人たちの中には乱数産であることを嫌う人もいるかもしれないので、交換などをする場合には、トラブル予防として乱数産であることを明記するといいと思います。
それでは色証乱数楽しんでください:)

最後にみんなへお願い

現在、固定シンボルの中で『性別固定』や『特性固定』などの特別な方法で個体が生成されているポケモンを調査中です。ツールを完成させるために最終的には全ての固定シンボルを調べる必要がありますので、ご協力いただけると助かります。詳しくは乱数鯖#gen8のピン留めをご確認ください。
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  1. ゲームなどで使われる擬似乱数は、乱数生成のために状態と呼ばれる数値を保持・更新しており、これを英語ではstateと言います。本来seedは最初のstateを持たせるために使うものです。

【カスタムGCコン】KACHI-KACHI Trigger GCC 【LRボタン化】

記事修正中なので一部おかしな部分があるかもしれません

GCコンのLRトリガー

GCコンのLRトリガーは長いストロークの最後にボタンなようなクリックがある。実はLRの入力は長いストロークによる入力具合が0〜100の間で変動するアナログ入力と、最後のクリックによるデジタル入力の2つが使われている。スマブラで例えるとDXではどちらも使われていて、アナログ入力半押しで弱シールドが使用できる。Xではデジタル入力のみ、ForやSPではアナログ入力のみ使用されていて一定の深さまでトリガーを押し込むと押された判定となる。
参考

問題点

このトリガーの問題点はストロークが長いことである。押し込んだり離したりする際にストロークが長い分他のコントローラーよりも時間がかかり、ジャスガなどがしにくいらしい。(自分は2ヶ月前にスマブラ買ったのでまだよくわからない)

これまでの改善方法

  • 詰め物をする
    割り箸や紙を詰めてストロークを減らす方法。あまり長いとストロークが減りすぎてForやSPの入力判定に届かなくなる。

  • デジタルトリガーmod
    デジタル入力用のボタンをアナログ入力のラインに配線し直す方法。簡単なはんだ付けが必要。ただし、アナログ入力は0〜100の間で変動することなく0か100の値を取るようになり、元のデジタル入力は使えなくなるので、DXやXではLRが使えなくなる。

  • デジタルトリガーmod (Transistor mod)
    前述のデジタルトリガーmodにトランジスタを追加してアナログ入力と同時にデジタル入力もしてしまおうという方法。アナログとデジタルどちらも使えるようになりDXやXでもLRが機能するようになるが、DXにおけるLRの半押しをすることはできなくなる。内部のスペースの問題で綺麗に配線する必要があり、少し難しい。
    参考

今回作ったもの

今回作ったのはTransistor modを簡単にするだけの基板と詰め物の3Dモデル。LRのデジタル入力に使われる小さな基板から出てる線を長いものに交換する作業なども地味に面倒だったので、元から使われている短い線をそのまま活かして配線できるようにした。

取付方法

※ No-Reset Snapback_Fix との併用をする場合はそちらを先に取り付けた方がスムーズに作業が行えます。

  1. 背面シェルをカットする。この加工をしないと配線を踏んでしまう場合があり、断線の原因となり得る。

  2. LRの小さい基板から出ている配線をメインの基板から外す。残ったはんだをはんだ吸い取り線で綺麗に除去する。

  3. 今回の基板は取り付ける向きが決まっているのでしっかりと確認する。裏から見て左側は四角いパッドが外側に、右側は四角いパッドが上側にはんだ付けされる。(VIZARD CLUBロゴが左は下側、右は内側を向いていればOK)

  4. スペースの関係上ピンヘッダーや配線などを取り付ける向きが左右で異なるのでしっかりと確認する。逆から取り付けると他パーツとの干渉などの原因となる。

    • 裏から見て左:VIZARD CLUBロゴがない側からピンヘッダーや配線を差し込む。

    • 裏から見て右:VIZARD CLUBロゴがある側からピンヘッダーや配線を差し込む。
      つまり左右ではんだ付けをする面が逆だということ。

  5. ピンヘッダーを取り付けた基板をGCコンのメイン基板に取り付ける。穴のサイズの都合上ピンヘッダーがなかなか通らないが、焦らずゆっくり揺らしながら少しずつ入れていく。
    はんだ付けをし、余った分をニッパーでカットする。

  6. 赤と黒の2本の配線を下側の丸と四角のパッド2つに配線する。赤は丸いパッドに黒は四角いパッドに配線する。
    このとき、コンパクトに配線するために2本の線をねじっておくと後の作業がしやすい。

  7. 1.で取り外した配線を上側の丸いパッド2つに取り付ける。2本の配線はそれぞれ右と左どちらに配線しても問題ない。

  8. 赤と黒の2本の配線をGCコンの基板表側に回して、ポテンショメーターの足2箇所に配線する。3本ある足のうち、右に赤左に黒を配線する。

  9. 振動用のブラケットを戻し、シェルに干渉しないように線を配置する。目安としては画像の位置を通っていると良い。

  10. コントローラー背面シェルからLRトリガーを外す。バネは不要のため取り除き、代わりにアダプターを奥までしっかり差し込む。

  11. 押し心地を柔らかくしたい場合はラバーに切れ込みを入れる。自分はいつもこの場所に切れ込みを入れている。切れ込みを入れるとラバーの劣化が早くなるため注意。劣化するとLRを押し込んだ後に戻ってきづらくなる。ちなみに中華の互換ラバーは純正より柔らかいので、こちらを使うのもおすすめ。(製造時期によって誤差はあるかもしれない)

  12. 特に干渉する場所はないはずなのでいつも通りの手順で組み直す。このとき、LRトリガーのポテンショメーターをしっかり上まで上げた状態で組み直すこと。

  13. 各ゲーム機で正常に動作するかを確認をする。ラバーを柔らかくした状態での押し感がこんな感じ。スマブラSPなどのゲーム内と、Switchの設定のボタンの動作チェックの両方でLRボタンが使用できていれば正常に取り付けができており、アナログとデジタルのどちらもが入力できている。

注意点など

  • 鉛入りはんだと鉛フリーはんだを混ぜるとはんだに亀裂が入り、後に実装不良やショートの原因となる場合があります。専門的な知識を持った方や基板メーカーさんなどでははんだごてのコテ先は必ず鉛入り用と鉛フリー用で分けることとされています。なお、GCコンは製造時期によって鉛入りはんだと鉛フリーはんだそれぞれが使用されています。私が実際に確認した限りでは以下のようになります。
鉛入りはんだ 鉛フリーはんだ
初期型 スマブラブラック(For)
中期型 スマブラホワイト(For)
後期型 スマブラブラック(SP)
- 白コン(X)
- クラブニンテンドー限定(非売品)
  • 必ず使用方法をよく読んで正しい使い方をしてください。本来の仕様用途と異なる方法で使用した場合における故障や損害においては一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。

  • 取付方法の流れは自分が普段行なっているやり方なので、もっと効率の良い方法があれば順番を変えても大丈夫です。配線は穴に通さず表面にはんだ付けするだけでも問題ありません。

  • 自分は柔らかくするためにカットするラバーは念のため互換品を使っています。

  • 稀に下部にできたバリが引っかかることがあるので取り付け前に落とすことを推奨します。ニッパーで挟むと簡単に落とすことができます。

  • 新規型のスマブラSPブラック等のLRトリガーは僅かに穴が狭いことがあり、アダプターが奥まで入らないことがあります。

    これは段差に残ってしまった樹脂が原因となるので、赤のラインを引いた部分を爪や先の尖ったもので削ってみてください。それでも改善しない場合は替えのものをお送りしますのでお気軽にご連絡ください。
    (現在は仕様変更しているため必要ありません)

販売

BASE
メルカリShops

BASE(実装サービス)

参考:
CustomGCC Discord
Imgur post : Analog Press on Digital Trigger for GCC - (NOW UPDATED WITH TRANSISTOR MOD)

【カスタムGCコン】No-Reset Snapback_Fix 【跳ね戻り対策】

このツイートを見たのがきっかけでした。

跳ね戻りとは

コントローラーのスティックを解放し、ニュートラルの位置に戻る際に勢い余って意図せず逆方向に入力されてしまうこと。ダッシュ掴みとかが振り向きになっちゃうやつ。

これまでの改善方法

  • 天然物
    スティックの劣化により跳ね戻りが起こらないものが存在する。初期型・中期型はこの劣化が起こると同時にスティックがガタガタになるため、基本的には後期型である。
    参考

  • グリス
    スティックボックス内部にグリスを大量に入れてスティックの動きを鈍くすることで跳ね戻りの改善を試みる方法。
    コントローラーによって跳ね戻りの具合が異なるためこの方法ではどのコントローラーでも安定して改善が出来るとは言えない。
    参考

  • コンデンサの取り付け
    スティックの信号が通る場所にコンデンサを取り付け、余分なノイズを逃してあげることで跳ね戻りの改善を試みる方法。こちらの方法ははんだ付けが必須であり、コンデンサの容量を調整するためには別のコンデンサに変える必要があるため作業が面倒である。
    参考

  • Snapback module
    付け替えが面倒なコンデンサをスイッチで制御可能にしたもの。4本の配線が必要だが、確実かつ簡単に調整ができるため最もおすすめな方法。ちなみに海外勢はみんなこれを使用している。
    参考

今回作ったもの

海外ではたくさんのカスタムGCコンショップがそれぞれのSnapback moduleを作っていたが、どれもホットボンドで基板に固定したり、4本の配線のために振動ブラケットをカットする必要があった。そこで、それらの煩わしい部分を全て解決したフレキシブル基板製のSnapback moduleを設計した。

取付方法【ここだけ見ればOK】

  1. GCコンの基板とSnapback moduleの位置を合わせて、仮固定のために1つのパッドをはんだ付けする
    難しければ無理せずにマスキングテープなどで仮止めしてからはんだ付けを行う

  2. 位置合わせが済んだら他のパッドをはんだ付けする

  3. スマブラSPのトレーニングモードなどで試しつつ、基板上のスイッチを調整する
    面倒なら『Nintendo Switch->設定->コントローラーとセンサー->スティックの補正』から跳ね戻りが起こるかを確認をしつつ、基板上のスイッチを調整する(スマブラ上で調整した方が跳ね戻りが起こらないギリギリラインを攻められるので良い)
    このとき、小さい値から順番に試し、47nF+100nFなど複数の値を合計した場合も含めて試すこと
    例として、新品のスマブラSPブラックのGCコンの場合だいたい470nFで改善することが多い何台か組んで改めて考えるとスマブラSP内で横の跳ね戻りがなくなるのが320nFくらいでスティックの補正で跳ね戻りが完全になくなるのが470nFくらいなイメージ
    縦の跳ね戻りはそもそも感じないこともあるのでその場合は全てOFFでOK
    コンデンサは上から1000nF, 470nF, 220nF, 100nF, 47nFであり、スイッチは右に倒すとONになる

    • Tips:
      • はんだごては370℃で作業を行なっています。
      • 中華スティックや他コントローラー用のスティック、レジン製のスティック等を使用する場合は、スティックの重さが変わって跳ね戻りの起こりやすさが変わる場合があります。その場合は改めてスイッチの調整を行ってください。

考察や注意点など

  • 鉛入りはんだと鉛フリーはんだを混ぜるとはんだに亀裂が入り、後に実装不良やショートの原因となる場合があります。専門的な知識を持った方や基板メーカーさんなどでははんだごてのコテ先は必ず鉛入り用と鉛フリー用で分けることとされています。なお、GCコンは製造時期によって鉛入りはんだと鉛フリーはんだそれぞれが使用されています。私が実際に確認した限りでは以下のようになります。
鉛入りはんだ 鉛フリーはんだ
初期型 スマブラブラック(For)
中期型 スマブラホワイト(For)
後期型 スマブラブラック(SP)
- 白コン(X)
- クラブニンテンドー限定(非売品)
  • 必ず使用方法をよく読んで正しい使い方をしてください。本来の仕様用途と異なる方法で使用した場合における故障や損害においては一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。

  • GCコンは製造時期によって使われるパーツが異なるなどコントローラーの質が大きく異なります。初期型や中期型はそもそも使われているスティックの品質が悪くグラグラになりやすいため、この基板を使ってもうまく改善できない可能性があるため非推奨。基本的には後期型・新規型に使用してください。

  • 確実に跳ね戻りがあるから良くないと言われている新規コンのスマブラSPブラックは、他のコントローラーよりもスティックが劣化しにくいらしいです。Snapback moduleが手に入る今、スマブラSPブラックに跳ね戻り対策基板を入れるのが最も長持ちして良いコントローラーになるのではないかと思ってます。

販売

BASE
メルカリShops

BASE(実装サービス)

参考:
https://sites.google.com/view/kadanosnapback/home
CustomGCC Discord

【カスタムGBA】GBASP Flex LED 取り付け方【ヒミツノバ】

こんにちは、めらるばです。
今回はGBA SPのボタンを簡単に光らせるための基板、『GBA SP Flex LED』を作ったので、その紹介と取り付け方の説明です。

GBA SP Flex LEDとは

GBA SP Flex LEDとは、ゲームボーイアドバンスSPのボタンをLEDで光らせるための基板です。SPは内部に空間が少ないため、多くの配線が必要となるボタンLED modはまともにやってる人を1人も見たことがないほど難しく面倒なmodでした。(代わりにシェルの裏側を光らせてる人はたまに見かけました。)

どうすごいの

今回の基板を使用することでこれまで不可能に近かったボタンLED modが簡単に行えます。こちらの画像のように数カ所のはんだ付けと1本の配線で全てが済みます。難しいはんだ付けは必要ありません。 f:id:larvesta10:20210820175117j:plain

どこで買えるの

現時点ではヒミツノバからのみ購入可能です。
公式HP
メルカリ(今後販売予定)

取り付け方の説明

前提

  • 蓄光ラバーを使用してください。

  • クリア系のボタンを使用してください。

  • GBA SPのボタンやラバーには質が悪いものや相性が悪いものがあります。適切な組み合わせであればボタンの押し心地が悪くなることはありません。

シェルの加工

フレキシブル基板に多少の厚みがあり、場合によってはここが原因でボタンの押し心地が悪くなることがあるのでシェルのこの部分を予めカットしておいてください。 f:id:larvesta10:20210826113346j:plain

基板を配置し、固定する

GBA SP Flex LEDの裏の両面テープを剥がしGBA SPに貼り付けます。ボタンのタクトスイッチに重ならないように注意してください。
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はんだ付けをする

GNDのポイント2点をはんだ付けします。
このとき、意識的にはんだでくっつけるというよりは、GBA SP Flex LED上のパッドにはんだを流し込むイメージで行えば自然と綺麗にはんだ付けできると思います。フレキシブル基板が浮く場合はピンセットなどで押さえてあげると作業がしやすいです。 f:id:larvesta10:20210821145105p:plainf:id:larvesta10:20210821145112p:plain

その後、2本の配線をします。

  1. GBA SP Flex LEDの3点と、GBA SPの基板裏側のS1に予備はんだをする。 f:id:larvesta10:20210821145203p:plainf:id:larvesta10:20210821145210p:plain

  2. S1に短い線をはんだ付けする f:id:larvesta10:20210821144021j:plain

  3. 反対側のGBA SP Flex LEDに配線する。 f:id:larvesta10:20210821144244j:plain

  4. 画像のような角度で長い線をはんだ付けする。 f:id:larvesta10:20210821144044j:plain

  5. 小さい基板へ配線する。 f:id:larvesta10:20210821144050j:plain

いつも通り組み上げる

以上で取り付けの手順は終了です。
上手く取り付けられていれば全てのLEDが光るはずなので、背面シェルと電池を使って確認してみましょう。 f:id:larvesta10:20210821140444j:plain

問題なくLEDが点灯したらいつも通り組み上げましょう。
f:id:larvesta10:20210821150734j:plain シェル:ブラック
ボタン:クリア
ラバー:蓄光
LED:レッド

おわりに

今までボタンLED modが難しかったGBA SPが光るようになりました!
まずは12色展開でのリリースになりますが、他にも面白い組み合わせがあればリリースしたいですね!
f:id:larvesta10:20210820174540p:plain f:id:larvesta10:20210820174548p:plain f:id:larvesta10:20210820174557p:plain 何かわからないことがあったりはんだ付けのアドバイスが欲しいときなんかは気軽にTwitterかヒミツノバ公式Discordなどで質問いただければ答えられると思います。
f:id:larvesta10:20210820175306j:plain

【カスタムGBA】AGB Flex LED 取り付け方【ヒミツノバ】

こんにちは、めらるばです。
今回はGBAのボタンを簡単に光らせるための基板、『AGB Flex LED』を作ったので、その紹介と取り付け方の説明です。

AGB Flex LEDとは

AGB Flex LEDとは、ゲームボーイアドバンスのボタンをLEDで光らせるための基板です。これまでも同様のmodは存在しましたが、大量の配線が必要であったため「うまく閉まらない」「もう二度と開けたくない(メンテナンスできない)」「クリアシェルに不向き」「実装が大変」などと、少し面倒なmodでした。

どうすごいの

まずは過去に私が行ったLED modを見てください。チップLEDをわざわざ細めの線を配線してボタンの下まで持ってきています。LEDの数と同じだけの抵抗などがあるシェルの裏側はもっと大変なことになっています。
f:id:larvesta10:20210612210046j:plain

他にも、別のGBAでは砲弾型のLEDを入れるためにシェルを大きく加工することもありました。

今回の基板を使用することでこの手間が全て省けます。こちらの画像のように数カ所のはんだ付けと1本の配線で全てが済みます。長い配線をシェルに詰め込む必要もないですし、難しいはんだ付けもありません。

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どこで買えるの

現時点ではヒミツノバからのみ購入可能です。
公式HP
Amazon
メルカリ①(レッド、オレンジ、グリーン、イエロー、ウォームホワイト)
メルカリ②(アイスブルー、ブルー、ピンク、クールホワイト、SFC)

取り付け方の説明

LRボタンは常時点灯にするか、押したときだけ点灯にするかを決めておく

LRボタンははんだ付けする箇所によって常時点灯か押したときだけ点灯かを選択することができます。作業に取り掛かる前に決めておきましょう。
決まったらそれぞれ指定のパッドにあらかじめ少量のはんだをつけておいてください。選択しなかった側は何もしなくても大丈夫です。 f:id:larvesta10:20210612215128p:plain

AGB Flex LEDに予備はんだをする。

LRの以外の、以下の4箇所のパッドにもあらかじめ少量のはんだをつけておいてください。 f:id:larvesta10:20210612215217p:plain

GBAの基板側にも予備はんだをする

【※押したときだけ点灯の場合のみ※】特にTP8やTP9はGBA側にも予備はんだをしておかないとはんだ付けが難しいです。LRを押したときのみ点灯にする場合は注意しましょう。逆に常時点灯の場合はTP8やTP9に予備はんだをするとAGB Flex LED上のポイントと誤って触れてしまうリスクがあるので、しないようにしましょう。 それ以外の部分はなくても大丈夫です。 f:id:larvesta10:20210612221938p:plainf:id:larvesta10:20210612221946p:plain

基板を配置し、固定する

基板を正しい位置に配置します。このあとはんだ付け作業に入るので、マスキングテープなどで基板がずれたり浮いたりしないように固定します。

*このとき、LRボタン周りのTP8、TP9やGNDのポイントがGBAの基板とAGB Flex LEDの基板とで触れないように綺麗に配置してください。触れてしまうとLRボタンが常に押されるなどの不具合が出る場合があります。 f:id:larvesta10:20210612220052j:plain

はんだ付けをする

LRボタンの光らせ方を決めたときの2箇所とその後予備はんだをした4箇所の合計6箇所をはんだ付けします。
その後、63mmの配線を1本使ってGBA Flex LED AB上のFor Dpad からGBA Flex LED D-padの3.3Vへ配線します。(この時もあらかじめはんだを盛っておくことを忘れずに!)
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【重要】IPS液晶の輝度調節用の配線について(追記)

SELECTボタンのTP2は避けるように基板をデザインしてるので普段通り配線してください。LRボタンのTP8とTP9は、配線時にLED基板とショートしてしまう可能性が高いです。LRボタンの押しっぱなしの原因などになり得るので、必ずGBA基板の裏側にあるLRボタンのタクトスイッチの足へ配線しましょう。
ちなみに、この配線方法はLED基板を使用していない場合でもオススメです。TP8,TP9に配線する場合は大抵表側のシェルとGBAの基板で線を挟んでしまいますが、この配線方法であれば線を踏むことはありません。 f:id:larvesta10:20210814170238p:plain

いつも通り組み上げる

以上で取り付けの手順は終了です。
上手く取り付けられていれば全てのLEDが光るはずなので、背面シェルと電池を使って確認してみましょう。 f:id:larvesta10:20210612222137j:plain

問題なくLEDが点灯したらいつも通り組み上げましょう。

このとき、電源LEDのライトパイプがRボタンのLEDに干渉してしまうので、ニッパーなどでトリミングしてから使用しましょう。 f:id:larvesta10:20210710110646j:plain

おわりに

ヒミツノバで働き始める前から取り組んでいたものが最終的にヒミツノバからリリースできました。嬉しいですね。
まずは10色展開でのリリースになりますが、十字キー側にはまだ使ってない光らせ方があるのでいつかそちらもリリースできればなと思います。
f:id:larvesta10:20210612223328j:plainf:id:larvesta10:20210612223336j:plainf:id:larvesta10:20210612223340p:plain 何かわからないことがあったりはんだ付けのアドバイスが欲しいときなんかは気軽にTwitterかヒミツノバ公式Discordなどで質問いただければ答えられると思います。
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Aliexpressの中華激安レーザー加工機と格闘した話

あまり格闘してないんですけどね🤔

この記事は"HARD-MODDING Advent Calender 2020"18日目の記事です。

今回はみんな大好きAliexpressでレーザー加工機を購入したお話です。

みなさんご存知の通り私は塗装をするときのマスキングをレーザー加工機で作っているんですが、あいにく自前のレーザー加工機がなく、マスキングを作りたいと思うたびに友達の家にマスキングを作りに行ってたんですよね。しかし毎度私のことが大好きなスーパーパワフルな2〜3歳の子供たちの遊び相手になり結局1〜2日家に帰れなくなってしまっていたんですよね。

これはまだ全然いいとしても(子供たちかわいいし)最近はとても寒い!マスキング作るたびに行くのはちょっとしんどい季節になってきました。夏にも同じ思いをしているので、余裕があれば自前のレーザー加工機を購入したいと思っていました。

調べてみると、日本国内で安価なレーザーを使ってる人は『FABOOL Laser Mini』というレーザー加工機を使っていることがわかりました。 f:id:larvesta10:20201218041227j:plain このレーザー加工機Amazonとかに売ってる1万円くらいのやつとは違い、それなりに広い加工スペースがあり汎用性は高そうです。

しかし…6万……安価でも6万円…うーん…

それなりにお値段してたんですよね。1.6Wの出力で6万円、3.5Wで8.5万円みたいです。正直友達の家で使えるし後回しでいいやという感情でした。

そんなときにAliexpressでもレーザー加工機を売ってることに気づいてしまいました〜〜。しかも見た目『FABOOL Laser Mini』と同じじゃね?しかも1.4万円????
f:id:larvesta10:20201218041648j:plain どうやら出力5.5Wで1.4万円、10Wで1.5万円、20Wで2万円、30Wで2.5万円でした。正直どれもめちゃくちゃ安いと思ったんですが調べても日本人が使ってる記事が一切出てこなくて怖かったので1番コスパが良さそうな10Wにしました。

こんな安く変えることないし買うしかない。俺が人柱になるしかない。ってことでいざ購入。

配送方法はDHLで1週間も経たずにきました。 f:id:larvesta10:20201218041858j:plain

中国語のビデオと(中国人が書いた)英語のpdfしかない。しかも説明に使われてる画像は中国語だしソフトのバージョンが古い…!組み立てめっちゃめんどくさそう!ソフトの使い方もわからない!

f:id:larvesta10:20201218042528j:plain

めんどくさかったけど組めました。

中華製にしては思ったより作りは悪くなく、特に問題なく組めました。組み方の説明が絶妙に少しわかりにくいくらいです。 下には400*300mmのMDFボードとステンレス板を重ねて敷いてます。(ググったらFABOOL Laser Mini用にこの加工ベッドを作ってる人がいたので丸パクリしました。⇒この記事)

加工には専用のツールを使います。 ツール内で画像を簡単に変換してくれたりもするようです。どれも英語なのでイマイチわかりにくかったですが、画像編集の4つのモードは 上から『Binary:2値化』『Sketch:濃淡のある彫刻』『Dot:ドット画』『Vector:縁の線画』のようでした。
f:id:larvesta10:20201218055426j:plain 薄い木材のカットや今回の私のようなマスキング作りをするには、読み込んだ画像をVectorモードで編集する必要があります。ちなみに、イラレなどで作ったベクターデータをそのまま読み込ませてもうまく読み込むことはできませんでした。

いざマスキングを切ってみると… f:id:larvesta10:20201218044251j:plain

う〜ん??なんか線二重になってズレてない??もしかしてとってもめんどくさいことが起きてる??

どうやらこのVectorモード、カットするために同じ場所を2度通るみたいです。1度しかやらない設定にしてても2度通る。そして組み上げたときに手動で留めたゴムのベルトが左右で異なるテンションだったりすると動きが歪むみたい…。 f:id:larvesta10:20201218044754j:plain 何度かテストしてたら1度しか通らないことがありましたが、よく見たら線が閉じてないですね…。これじゃあ塗装用のマスキングとして機能しません。

ここからしばらく何かを加工してはベルトのテンションを調整するという虚無作業が始まります…。

  • 1回目
    f:id:larvesta10:20201218045746j:plain
    ズレてますね。張りすぎてる気がするので自然なくらいに緩めます。

  • 2回目
    f:id:larvesta10:20201218050019j:plain !??!?!?

  • 3回目
    f:id:larvesta10:20201218050131j:plain 逆に強めに張りました。かなりいい感じになってきましたね。

  • 4回目
    f:id:larvesta10:20201218050205j:plain これで調整完了で良さそうです!

  • マスキング作り
    f:id:larvesta10:20201218051237j:plain 完璧ですね!

ということで、手探りでなんとか調整できました。個人的にはマスキングが作れるだけで1.5万円の価値はありますが、他にも革製品や木材、コルクなどへの彫刻なんかもできるようなので色々試してみたいと思います。
自分で解決できる自信がない人にはあまりおすすめできる商品ではないので、そんな人はFABOOL Laser Miniを買いましょう。

加工中の青い光やばすぎる…。そのうち蓋DIYしたいですね…。