【USUM乱数調整】サトピカの乱数調整

あまりにも今更すぎますが、七世代の乱数調整の最難関と言われてるサトシのピカチュウの乱数調整をやってみました。
ネットで情報を探しても誰も詳しい話を残していなかったので、何かの間違いでまたやりたくなったときのためにメモがわりに記事に残しておきます。



Step 1 準備


1. 立ち位置決め

サトピカの乱数調整を行うピカチュウの谷はNPCが非常に多いことで知られてますね。また、川向かいの丘でピカチュウがたくさん走り回ってるのでそれもNPCに関係しそうです。
実際に乱数調整を行う位置もNPC数が13〜16の間で変動しているようでした。 今回、複数回に渡って配達員のあらゆる方向からNPCを測定した結果、この位置で乱数調整をすることに決めました。

配達員手前左の位置かここの二択だと思うのですが、体感では配達員手前左に立つとNPC15〜16が出やすく、画像の位置に立つとNPC14〜15が出やすいと感じました。
恐らく前に立つと周囲のピカチュウかなんかのNPCが多く影響してしまうのでしょう。逆に奥に立つと川向かいのピカチュウが影響するのかNPCが13〜15(稀に16)あたりで変動するように感じました。


2. EmTimerを3つ用意する

3つ同時に使うわけではありませんが一々設定を変えるのが面倒なので3つ用意することをオススメします。

特に理由がない限り赤枠で囲ってある部分は画像と同じでいいと思います。他はそれぞれ自分の調整を入力しましょう。
ちなみに自分の使ったこの181Fという調整はnew2DSLLでのものです。


3. NPCの固定について

知ってる人も多いと思いますがメニューを開いてる間、およびNPCとの会話中は移動するNPCが動きません。重要なので覚えておきましょう


Step 2 NPC数の特定


1. 初期seedの特定


2. QRスキャンを開き、現在消費を確認

このとき川向かいにピカチュウが見えないタイミングとかで開くとNPCが少ないかもしれない…?逆に見えてるときに開けばメニューを閉じた一瞬の隙にNPCが変わってしまうことが減るかもしれない。

現在消費を確認したらその数字をメモしておいてください
このときの消費をFrame(1)とします。


3. 20秒計測し、現在消費を確認

先ほど用意したタイマー①を使い、20秒計ります。タイマー終了と同時にQRスキャンを開きます。このとき、絶対にメニュー画面を閉じないでください。NPC数が変動してしまいます。
現在消費を確認したらその数字をメモしておいてください
このときの消費をFrame(2)とします。


4. 実際にNPC数を特定する

3DSRNGToolのGen7 Main RNG Toolタブはすでに開いていると思いますが、このタブの待機Frame計算機能を使います。 待機Frame計算のStarting FrameにFrame(1)を、目標消費にFrame(2)を入力し、NPCの数にはとりあえず15を入力しておきましょう。
計算を押し、結果に表示された時間がほぼ20秒であれば、現在入力されているNPC数が今回のNPC数です。21秒や18秒になった場合はNPC数が違うので20秒になるまで13〜16の間で変更しましょう。

知識のある方は、こんな方法をしなくても計算すればNPC数求まるじゃないかと思うかもしれません。ですが、NPCが瞬きを行うとNPC数が実際の-1のときと同じように消費が進みます。NPC15もあると複数NPCが同時に瞬きを行い、稀にNPC7相当になることもあるようです。必ず上記の方法でNPC数を確認してください。

現在、Starting FrameにはFrame(1)が入力されています。NPC数の特定が終わったら必ずStarting Frameを現在消費(=Frame(2))に書き換えてください。手動で入力し直すか、QR針を1つ読めば更新されます。


Step 3 実際に調整する


1. 目標個体の決定

Starting Frameの値を現在のFrameに直したら目標個体を決めましょう。せっかく3つのタイマーを用意させたので、残りのタイマーの説明ついでに簡単にこれからの流れも説明しておきます。 (いつも通りの流れやんけ!って思う人は飛ばしましょう。) 今回は色違いのseedが連続している58523を目標に設定しました。 待機Frame計算の計算を押し、表示された数字をタイマー②に入力します。10秒前で切り上げになっているので、目標から約10秒前のところでまで消費を進められるハズです。QRを開いたら針を読んで現在消費を特定しておいてください。
このときも絶対にメニュー画面を閉じないでください。


2. 目標個体の受取

今回は消費後の現在消費がちょうど10秒前(600F)でしたね。この600Fをタイマー③に入力し、目標個体を狙って受け取ります。
が、ここで注意事項です。メニューを閉じると移動するNPCが動きだします。配達員との会話が始まれば再度移動するNPCは止まりますので、メニューを閉じたあとは可能な限り早く配達員に話しかけてください。実際に、これを意識しながら乱数調整を行いましたが、1/10かそれ以下の割合でNPCが変わり失敗してしまいました。その場合のメモは残していませんでしたが、残しておけばよかったですね。


さいごに

最後に今回自分がExcelで取ったメモを貼っておきます。実際は最初はNPC数の特定のために30秒待機してましたが実際には20秒でも十分でしたね。このExcelを真似する必要はないですが(適当に作ったので配置酷くて見にくいと思いますし…)、Frame(1),Frame(2),NPC,実際の空白時間の4つくらいはメモを取りながら乱数調整をすると色々とわかりやすいかもしれません。


では、頑張ってください!
質問などがあればTwitter(@larvesta10 )までどうぞ!